吹奏楽経験者が買う黒本について

コラム

吹奏楽経験者のトランペットプレイヤーが黒本を買うときに注意すること

初心者のプレイヤーが最初に必ず買うジャズ・スタンダード・バイブル、いわゆる黒本ですが、親切なことに管楽器ブレイヤー向けにin B♭とin E♭に移調された判が発売されています。トランペットはB♭なのでB♭版を買うということになるんですが、このB♭版にするかC版にするかで少し注意が必要です。
B♭版は当然記譜がin B♭なんですが、同時にコード表記もB♭に移調されています。団体にもよると思いますが、吹奏楽の合奏ではドイツ音名(英語音名)は実音で統一している団体が多いと思います。なので吹奏楽経験者はコードを実音で覚えていることが多いわけです。そういう方はB♭版のコードを実音に移調しなければならないということです。

どちらが見やすいかは人それぞれだと思いますが、買う前にどちらも見比べてみることをお勧めします。いずれにしても、セッションに参加するようになるとC譜を読む機会が増えると思いますので、最初からin Cの楽譜になれておいた方がいいかなと思います。

ファンク系のセッションに行く予定の方は黄色本もあります

最初からスタンダードではなくファンク系のセッションに行くつもりの方は黒本より黄色本の方がいいかもしれません。こちらはファンク、フュージョン系に振った選曲ですので黒本よりセッション定番曲は多く入っていると思います。

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